肥満症とは

肥満症

肥満症とは、単に体重が多い状態ではなく、体脂肪が過剰に蓄積することで高血圧や糖尿病、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群などの健康障害を引き起こす病気です。BMI(体格指数)が25以上で、かつ肥満に起因する疾患を合併している場合に「肥満症」と診断されます。

ほとんどの肥満症は食習慣や運動不足による「一次性肥満」ですが、クッシング症候群や甲状腺機能低下症、向精神薬や糖質コルチコイドなど薬剤による「二次性肥満」も存在し、鑑別が必要です。

治療の基本は食事療法と運動療法で、1日30分以上の有酸素運動や栄養バランスの改善が推奨されます。近年はGLP-1受容体作動薬などの内服薬が保険適用され、治療の選択肢が広がっています。

カテゴリ:糖尿病・代謝(/disease/metabolism/

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