頭痛
頭痛は日常的に見られる症状ですが、その原因は多岐にわたり、「一次性頭痛(機能性)」と「二次性頭痛(器質性)」に大別されます。
一次性頭痛には、片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛などがあり、命に関わることは少ないものの、日常生活の質に大きな影響を及ぼします。
片頭痛は、拍動性(ズキズキとした)頭痛で、光や音、においに敏感になり、吐き気を伴うこともあります。女性に多く、ストレスや月経周期との関連が知られています。
緊張型頭痛は、頭全体を締め付けられるような痛みが持続し、ストレスや姿勢の悪さ、眼精疲労が関係しています。適切なストレッチや生活改善も治療の一環です。
一方、くも膜下出血や脳腫瘍、髄膜炎などが原因の二次性頭痛は、命に関わることがあり、突然の激しい痛み、発熱、意識障害、けいれんなどを伴う場合は緊急受診が必要です。
診断には問診に加え、必要に応じて頭部CTやMRI、血液検査などを行います。繰り返す頭痛やいつもと違う頭痛を感じたときは、医師への相談をおすすめします。
カテゴリ:神経・精神(/disease/neurology/)