急性胆管炎とは

急性胆管炎

急性胆管炎は、胆道の閉塞(多くは胆石や狭窄)により胆汁の流れが滞り、細菌感染が生じて胆管に炎症が起こる疾患です。発熱・右上腹部痛・黄疸が典型症状で、重症化すると敗血症や意識障害を伴うこともあります。

早期診断には血液検査(肝酵素・白血球・ビリルビン)や腹部エコー、CT、MRCPなどが有用です。

治療の基本は、速やかな抗菌薬投与と胆道ドレナージ(内視鏡的胆道ステントなど)です。さらに内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を併用することで迅速な減圧が可能となり、救命率も向上しています。
高齢者や基礎疾患のある患者では重症化リスクが高いので注意が必要です。

カテゴリ:肝・胆・膵(/disease/hepatobiliary/)

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