急性膵炎とは

急性膵炎

急性膵炎は、膵臓から分泌される消化酵素が自身の膵組織を傷つけてしまう病気で、上腹部の激しい持続痛や背部への放散痛、発熱、嘔吐などが見られます。原因としてはアルコールの過剰摂取や胆石の胆管閉塞が多くを占めますが、脂質異常症、薬剤、外傷、自己免疫なども関与することがあります。

重症化すると膵臓の壊死や多臓器不全に至ることもあり、早期の絶食と輸液管理、CTなどによる重症度判定が不可欠で、「予後予測スコア」や膵周囲の液体貯留の評価が診療指針に組み込まれ、重症例の早期集中管理の重要性が指摘されています。

カテゴリ:肝・胆・膵(/disease/hepatobiliary/)

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