脂質異常症
脂質異常症は、血液中のコレステロールや中性脂肪のバランスが崩れた状態を指し、動脈硬化の最大の危険因子のひとつです。主に「LDLコレステロール(悪玉)の高値」「HDLコレステロール(善玉)の低値」「中性脂肪(トリグリセリド)の高値」が問題とされます。自覚症状はほとんどなく、健診で初めて異常を指摘されることが多いのが特徴です。
原因は、遺伝的素因のほか、食事の欧米化や運動不足、肥満、糖尿病、飲酒などの生活習慣が大きく関与します。
治療は、まず食事療法と運動療法を基本とし、生活習慣の改善を継続的に支援します。薬物療法としてはスタチン、エゼチミブ、フィブラート系などの薬が用いられます。
カテゴリ:糖尿病・代謝(/disease/metabolism/)